イギリス UK 2005 7 27
United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland

 ブレア首相の仕事は、「イラク戦争」と「テロ対策」だったのか。
そうではなかったはずです。
そういう仕事は、保守党政権がやるような仕事です。
ブレア首相の本当の仕事は、別にあったはずです。

「いまも残るイギリスの階級制度」(「イギリス節約生活」から アリスン・デバイン著 光文社)

(1)上流階級 upper class (人口の2〜3パーセント)
 上流階級は、王室、貴族とジェントリgentryで構成されている。
ジェントリというのは、一般的に爵位を持たない土地所有者のこと。
 これらの人々は、城や大邸宅に住み、ほとんど働かずに、
土地からの収入などで裕福な生活を送っている。
 つまり、これらの人たちにとって、人生のすべての時間は、ヒマつぶしである。
働く必要がないので、国会議員や知事、判事などになる人も多い。

(2)中流階級 middle class (人口の約15〜20パーセント)
 産業革命によって台頭したブルジョアジーと専門職の人々が、このクラス。
ブルジョアジーとは、産業資本家や銀行家のことで、
専門職とは、弁護士、医師、会計士などで、
労働者ではあるが、肉体労働によるものではないということで、
労働者階級とは区別し、一般的にWhite Collar Workersと呼ばれる。
 しかし、長らく続いた「イギリス病」と「サッチャー改革」で、
多くの中流階級が没落した。

(3)労働者階級 working class (残りのすべての人々)
 毎日の労働によって、生活の糧を得ている階層。
この人々は、働かずには食べていけないし、
何をするにも懐具合を気にしなければならないので、
節約の精神が染みついている。
 現代のイギリス人のほとんどが、この層だから、
イギリスは、「節約大国」と言える。

著者の言葉を紹介します。
「イギリスのワーキングクラスの人々は、
過去をふり返るときに、よく、こういう言葉を口にします。」
「私たちは貧乏だけど、幸せでした」



































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